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小説 R・O・H(レジスタンスオブホスト) 16

『・・・・何で拳銃なんて持ってるんだ!?ここは日本だぞ!?』

清水は、背中に突き刺さる突起物の感触に震え、自分から両手をあげて降伏のポーズを示した。

『こ、こんなとこで、こいつ、何をしよってんだ?テ、テロか?』

清水の背後では、男が物音を響かせていた。

「うくっ」

清水の口に何かが押しあてられる。

『口が・・・開かねぇ・・・・・ガムテープか?』

言葉は、清水の脳内で反芻されるだけで、返事は返ってこなかった。

「!?」

清水が気持ちを動転させている間にも、着実に彼の自由は制限されていった。

『何も見えない!!あ!耳に何か入れやがった!!これで何も聞こえなくなっちまった!!』

声にならない絶叫が彼の体中に響き渡り、彼は手をまわして周囲の情報を何とか得ようと必至にもがいた。だがその行動も、一瞬のうちにうしろにいる何かによって、終幕をむかえた。

『業務用のタオルとラッピング用の紐で二重に縛れば、そう簡単にほどけないだろ・・・拘束道具はここにあるものだから足はつかないし、情報をシャットアウトすれば、恐怖と不安で記憶や情報があやふやになるかもしれないしな・・・』

掃除夫山田こと、龍也は、警備員清水の衣服と装備を身につけると、洋式トイレに山田のIDとネームプレートを流し、清水を掃除用具入れに押し込んで男子トイレをでた。

「一晩ぐらい入ってても死にはしないさ・・・・しかしあいつの髪は黒だったな・・・・あとでヘアスプレーで何とかするか・・・」

竜也は、指が拳銃の形をした人差し指のままだったことに気がつくと、それを隠すようにポケットの中に押し込んだ。

「拳銃なんて持ってるわけないでしょ。ま、実際にあったことだし馬鹿に出来ないよな。こうゆうの」

そのとき、竜也のイヤホンから、勤務交代の命令が飛び込んできた。

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