メディア・リテラシーを知る(2)
テレビに翻弄(ほんろう)される人々
「TVは複雑で重大な問題を矮小化(わいしょうか)し、華やかで刺激のある問題を前面に押し出して、国民の興奮と混乱を招き、最悪の場合、国家的課題そのものを抹消してしまう可能性がある・・・」
ジャーナリスト ハルバースタム氏の言葉
日本でテレビが放送されてから50年。今やテレビは、新聞を越える巨大なメディアに変貌した。
活字メディアが、事実の積み重ね、細かなデータ、数字による論理構成によって情報に説得力を持たせてきたのに対し
テレビは、世界の動きをリアルタイムで、茶の間に見せることを可能にし、その映像と音響効果を繰り返し報道することにより、大多数の視聴者にある種の統一印象、イメージを与えることに成功した。
テレビは数字や情報の正確さより、見る人の感性や生理を重視するため、TVを見る側は、どうしても理性的判断より感情的に押し流される傾向が強くなってしまう。
「あの教師許せねぇ!間接的に殺したも同然だ!」
「核を持たなきゃ、こっちがやられるぞ!それでもいいのか?」
「自己責任だ!あいつらは市中引きずりまわしの刑にすべきだ!!」
大多数の人に感情的な発言が増えるのは、必然である。
「TVメディアこそ、人々を支配する最大の権力である。これを防ぐには、個々人の想像力を多様化させたり、さまざまなメディアに触れることにより、自分の得た情報をよく検証し、論理的に解釈する必要がある。」
引用 メディア 影の権力者たちより
「人間ってさ~・・・・」
とか話している人をよく見かける。
あなたの話は、具体的な根拠や裏づけはありますか?と尋ねたくなる。
もちろん、本人は自覚もなく、遊びや冗談で話しているのだろう。
関東大震災のとき、デマや流言が飛び交い、多くの犠牲者が出た。
無自覚な流言やデマが、時に人を殺すこともあると、肝に銘じて置いてください。
| 固定リンク
「マスメディア」カテゴリの記事
- 自民党とトヨタ自動車(2006.10.27)
- メディア・リテラシーを知る(2)(2006.10.17)
- メディア・リテラシーを知る(1)(2006.10.16)
- お姉さんに聞いてみよう!マスコミ編(2006.08.20)


コメント
「メディアへの警戒心を広い世間に植えつける」ことに役立ちそうなものは全て紹介したいと思います。
投稿: 知足 | 2006年10月26日 (木) 13時23分